プルデンシャル生命について分かりやすく特徴をまとめた記事です。賛否両論で分かれる評判。営業マンや解約手続きについて。保険商品やドル建て保険のこと。採用情報や年収について、など様々な特徴をまとめました。
最後まで読んでいただければ、プルデンシャル生命のことについて大まかに理解することができます。
プルデンシャル生命のまとめ

プルデンシャル生命は、「我々は、日本の生命保険事業の在り方に変革をもたらし、日本の生命保険市場において顧客から最も信頼される会社となります。」というビジョンのもとに生命保険販売事業を展開しています。米国のプルデンシャル・ファイナンシャルを母体とするの外資系生命保険会社です。
主な販売経路は、対面です。ダイレクトセールスへのこだわりがあるのか、代理店や銀行窓販でも取り扱いがありません。ただし、Web面談でのセールスも実施しているようなので、直接会わなくても加入できるようですね。
https://www.prudential.co.jp/company/philosophy/
銀行窓販はプルデンシャル・ジブラルタ・ファイナンシャル(PGF生命)という会社が所管しており、直販以外全く無いわけではありません。
私の個人的な視点から、プルデンシャル生命をおすすめできる方はこんな方です。3つだけ特徴を挙げておきます。
自分に合った保険に納得して入りたい方
円建て保険だけではなく外貨建ての保険も検討したい方
生命保険を人生の様々な場面で有意義に使いたい方 など
プルデンシャル生命がマッチするのはこんな人
「自分に合った保険に納得して入りたい方」にはオススメです。
プルデンシャル生命は、オーダーメイトの保険設計をしているため、加入目的に合わせて様々な商品を組み合わせて提案してくれます。保険金額、保険料、保険期間、場合によっては相続対策や事業承継など、かなり幅広く対応してくれるようです。
専門性の高い相続・事業承継などでは「プルデンシャル」の名前が上がることも多く、中小企業の福利厚生プランなども担っているケースが多いようです。
「円建て保険だけではなく外貨建ての保険も検討したい方」にはオススメです。
ゼロ金利政策の影響で円建て保険の利率があまり良くないことから、近年では外貨建て保険が注目されています。プルデンシャル生命では、円建て保険以外にも米国ドル建ての商品があります。
死亡保険や医療保険はもちろん円建てですが、積立タイプの保険設計になると殆どの場合は外貨建て保険をオススメされるようです。基本的には、「ライフプランニング」「キャッシュフロー表の作成」などを経てから「保険提案」という形になるケースが多いため、あくまで顧客側のニーズに沿った提案になるとは思いますが、外貨建て保険はリスクもあるので十分注意が必要です。
※契約締結前に為替リスク等についてしっかり確認しておきましょう。
「生命保険を人生の様々な場面で有意義に使いたい方」にはオススメです。
プルデンシャル生命は、加入時のオーダーメイド設計から始まって「いざ保険を使う時」の出口まで専門的にサポートしてくれる珍しい保険会社だと言えます。生命保険は扱い方によって損得がハッキリ出る金融商品なので、加入時ももちろん大事ですが、より重要なのは出口戦略です。
例えば、税制や法律の知識が必要になってくる「相続」「事業承継」「税金対策」などは保険の契約形態や契約内容によって大きく効果が変わります。途中で予期せぬハプニングが起こるのが人生ですが、そんな時に生命保険を有意義に使えるようにしておきたい方には良きパートナーとなってくれるでしょう。

プルデンシャル生命を検討する際の留意点
その他、私が個人的に気になった契約締結前に留意しておいたほうがよい点もいくつかありますので、3つだけ挙げておきます。
外貨建て保険・変額保険はリスクをしっかり理解することが必要です
過度な死亡保険金額(保障額)になっていないか注意が必要です
保険料(掛け金)が過大になっていないか確認しましょう など
プルデンシャル生命には、「特定保険契約」(保険業法第300条の2)と呼ばれる契約締結前に契約者がある程度理解を深めないければ締結できない保険商品があります。外貨建て保険・変額保険などがこれに該当しますが、しっかり理解して契約を締結するようにしましょう。ある程度、理解力が求められます。
また、プルデンシャル生命は他社に比べて契約者1人あたりの死亡保険金額が高額な契約が多いです。社会保険等を考慮した設計になっているはずですが、死亡保険金額の根拠が明確でない場合は注意した方が良いでしょう。
保険料は月または年単位のキャッシュフローで収入の10%前後がおおまかな目安です。もちろん、退職金・相続などでまとまった現金がある場合は話が別です。過大な保険料とならないように注意が必要です。
その他、一般的に生命保険(医療保険も)を選ぶときに損しない為の記事をアップしましたので参考にしてみてください。ぜひ、保険選びに必要な知識を身に着けてください。
①②は生命保険の基礎~応用、③は生命保険に関連する知識で社会保険等を取り上げています。
生命保険の知識~基礎編~
生命保険の知識~応用編~
生命保険に関連する知識~社会保険等~
プルデンシャル生命の特徴
プルデンシャル生命の特徴3つ!
1.オーダーメイドの保険設計
2.外貨建保険=プルデンシャル
3.契約後のフォロー体制が充実
1.オーダーメイドの保険設計
プルデンシャル生命はパッケージ商品がありません。したがって、契約者のニーズに応じて保険商品を組み合わせて設計してくれます。保険金・保険期間・払込期間など全てオーダーメイド設計です。
また、設計前段階のヒアリング(ライフプランニングやキャッシュフロー表の作成)と実際の保険提案の内容がぴったりしないとしっくりこないので、提案を受ける側も意外と自分にあっている保険かどうかを判断しやすいのが特徴だと思います。
オーダーメイドの保険設計は一般的な保険設計にはもちろんですが、更に「相続」「事業承継」「税金対策」などの比較的高度な保険設計をする場合にはより力を発揮します。法人保険の「役員退職金の準備」や「従業員の福利厚生」などにも役立つでしょう。
2.外貨建保険=プルデンシャル
プルデンシャル生命の外貨建保険は、経済雑誌などでも取り上げられた事があります。外貨建保険=プルデンシャルというイメージが強い方もいるかも知れません。
実際に、終身保険や養老保険で外貨建保険の取り扱いがあります。一般的に10年ほど前と比べると外貨建金融商品に抵抗が無い方も増えているようです。銀行窓販などでも普通に外貨建保険が売られていますから。
※契約前に、外貨建保険に関するリスク説明はあると思いますが、しっかりリスクを理解した上で検討しましょう。
3.契約後のフォロー体制が充実
契約締結後の様々な状況変化に合わせて、フォローアップが充実しているのも特徴です。特に、収支のバランスに変化があった際は契約の見直し(追加、減額、解約など)が高確率で発生しますが、どのように保険契約を扱うかによって契約者の損得が大きく変わってしまうのが生命保険契約です。
例えば、当面の資金繰りが苦しい場合に契約をどうしたらよいかなども、保険外交員(担当者)が選択肢を示してアドバイスしてくれます。
加入時だけではなく、要所要所で保険契約を使いこなしたい方には向いている保険会社と言えるでしょう。
プルデンシャル生命の評判
会社に対する評判は「社内からの評価」と「社外からの評価」について紹介します。
社内からの評価
社外からの評価
プルデンシャル生命の保険を解約する場合
解約したい理由によっては、そのまま解約するより有利な条件で保険契約を継続させることが出来る場合もあります。
例えば、短期的な資金繰りが厳しい場合→貸付制度を利用する、新しい年金商品に入りたい→払済保険に変更する、など契約の状態によって様々な手法が取れることがあります。安易な解約手続きは、生命保険契約が消滅し、二度と元に戻すことができなくなったり、契約者にとって不利な条件となる場合があります。
担当者に相談しづらい場合は、カスタマーサービスセンターが親身に対応してくれます。「担当者に相談しづらい」旨と「本人には伝えないで欲しい」旨をはっきりと言って相談すると良いでしょう。
万が一、解約手続きで保険会社とトラブルになった場合(強引に解約を阻止される、解約の意向を汲み取ってくれない、必要以上に契約の継続を勧められる、など明らかに保険会社に悪意がある場合)は生命保険協会に連絡すれば、仲裁に入ってくれます。 ※リンクは生命保険協会オフィシャルサイトです。
近年、特に金融商品の消費者保護はかなり手厚いものになっていますので、保険会社が会社として解約手続きを阻止・妨害するようなことは稀だと思いますが、もしそのようなことがあった場合は迷わず生命保険協会に相談しましょう。
解約時の手続き例
1.担当者に解約の意向を伝える
2.保険会社に解約の意向を伝える(99%以上はここで解決します)
※1で解決しない場合・嫌な場合
3.生命保険協会に相談
プルデンシャル生命の解約相談受付は以下のとおりです。
プルデンシャル生命の解約手続き(公式サイトはこちら)
1.担当者またはコールセンターへ連絡
・「契約者本人」から担当者またはコールセンター(0120-810740)へ連絡する。
・担当者に連絡することが嫌ではない場合、電話での解約手続きが可能です。(書類不要)
※「契約者本人」からの問い合わせが必要です。不都合がある場合はコールセンターで相談して下さい。
※本人確認のため保険契約の「証券番号」が必要です。事前に保険証券などを準備しましょう。
2.相談の結果、解約となれば手続書類が発送される
書類が手元に届いたら必要事項を記入して返送すれば解約手続き完了です。
プルデンシャル生命の採用と年収
生命保険会社への新卒採用・中途採用を考えている方は参考にして下さい。
生命保険会社の場合は職種は大きく2つに大別されます。営業職員(保険外交員)とそれ以外です。
営業職員
・総合職(管理職)
一般的に多くの生命保険会社では、新卒社員が総合職(幹部候補)になりますが、プルデンシャル生命の場合、厳密には総合職というものは存在しません。支社長や営業所長のような管理職は、基本的にライフプランナーと呼ばれる現場営業を経験し、一定以上の成績を残すとマネージャーへの道が開かれると言う仕組みになっています。
プルデンシャル生命の管理職は基本給が殆どありません。殆どフルコミッションに近い給料体系になっています。
・ライフプランナー
基本的に中途採用であり、現場でお客さまと接する機会が最も多く、人数も最も多いのが「ライフプランナー」と呼ばれる現場営業(保険外交員)の方たちです。普通は、給料体系は管理職と比べてフルコミッション近いという意味で殆ど違いが無く、関係性も上司/部下ではなくフラットな関係性のようです。プルデンシャル生命は、営業の組織体系がピラミッド型ではなくフラットになっており、役割の違いはあれど上下関係は他社と比べて希薄です。
こちらも管理職と同じく殆どフルコミッションで、中には億超えのプレイヤーもいると噂されています。
営業職員以外
営業以外の職種は非常に多岐にわたります。保険商品関連では「マーケティング」「企画」「設計/開発」など、保険契約に関しては「契約事務」「引受査定」「保険金支払」など、保険料(売上)関連では「運用」「収納」など、会社運営では「法務」「経理」「総務」など、です。
プルデンシャル生命の場合、圧倒的に基本給が営業職員よりも安定していますが、インセンティブによる収入の上下は営業とは比べ物にならないほどありません。良くも悪くも営業より安定しています。
プルデンシャル生命と比較するならどこ?
プルデンシャル生命が肌に合いそうな方が他に検討するとしたら、ダイレクトセールスに力を入れているオーダーメイド設計の会社が候補に挙がってくると思います。
※保険会社名をクリックすると、その保険会社の記事が参照できます。比較検討にお役立て下さい♪
いかがだったでしょうか?他の生命保険会社についても今後短いスパンで解説予定なので楽しみにしててくださいね♪
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