生命保険の加入・見直しで迷うことはありませんか?
この記事では、第一生命について分かりやすく解説していきます。最後まで読んでいただければ、第一生命のことについて大まかに理解することができます。
保険の加入・見直しをする方は必見です!
第一生命の概要
第一生命の会社概要です。
第一生命の経営理念である「お客さま第一主義『一生涯のパートナー』」は、1902年の創業以来、「お客さま本位(お客さま第一)」を経営の基本理念に据え、生命保険の提供を中心に地域社会への貢献を主軸としてきたようです。
本社所在地は東京・日比谷になっていますが(日比谷本社)、もう一箇所・豊洲にも本社機能があるようです(豊洲本社)。第一生命の旧・日比谷本社社屋(第一生命館)は第2次世界大戦後、連合国軍に接収され、約7年間連合国総司令部がおかれました。
当時は連合国軍総司令・マッカーサーもここにおり、当時の執務室が残っているという、歴史的建造物となっています。2015年7月末から8月初頭まで、「戦後70年企画」として一般公開もされました。なかなかユニークな歴史を持つ建物ですよね。公開当時の貴重な動画も残っています。
また、2010年に株式会社化して東京証券取引所に上場するまでは、保険会社特有の会社形態である相互会社でした。第一生命は日本で最初の相互主義による保険会社です。
相互会社とは「相互保険」のための法人のことで、保険業にのみ認められている形態です。相互保険とは、保険加入希望者が出資し合って団体を構成し、その団体が保険者となって構成員のために行う保険のことです。加入者相互が保険する、相互扶助の精神を基本とします。

第一生命のまとめ
第一生命の経営理念「お客さま第一主義」は、1902年の創業から現代に受け継がれています。第一生命保険の創業者・矢野恒太氏の「志(こころざし)」を紹介します。「温故知新」、創業者の想いが受け継がれているのはとても素晴らしいですね。
矢野恒太は、第一生命の創業者。保険業法の起草に携わり、農商務省初代保険課長として生命保険業界の健全化に取り組むなど、生命保険業界の基礎を築いた人物としても知られ、2018年に金融庁が発表した「明治期に金融制度の確立等に貢献した人物」に選ばれている。
また、恒太の活動は生命保険分野に留まらず、結核撲滅に向けた取組みや「日本国勢図会」の著述活動など、幅広い分野で活躍した。
<矢野恒太氏が残した言葉>
「信じたならばその信念を固く抱き、確信をもって一生を貫け。」
「最大たるより最良たれ」
「世間の人が喜ぶか、なくてもよいと思うかを考えよ」
「無一文で生まれてきたのだから、無一文で死ぬのが理想だ」
引用:「第一生命保険株式会社 公式サイト 創業者矢野恒太『挑戦の道』」より
https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/info/yano.html
主な販売経路は、対面です。日本経済新聞(2020年6月29日 )で「第一生命、オンラインで保険販売へ 大手生保で初」というタイトルの記事が出ましたが、公式サイト等を確認する限りオンラインの保険販売に関する情報はありませんでした。詳しくは、「第一生命コンタクトセンター」へご相談下さい。
私の個人的な視点から、第一生命をおすすめできる方はこんな方です。3つだけ特徴を挙げておきます。
「第一生命」のネームバリュー・歴史などに信頼が置ける方
外資系・乗合代理店などよりも国内生保が好き・信頼できる方
生保以外の独自サービス等も重視したい方 など
第一生命がマッチするのはこんな人
「『第一生命』のネームバリュー・歴史などに信頼が置ける方」にはオススメです。
第一生命は、国内生保の中でも日本生命と肩を並べる規模であり、「大手四大生保」に数えられる会社です。「第一生命」のネームバリュー・歴史に安心感のある方にはオススメでしょう。生命保険は数十年に及ぶ長期の契約事ですから、何よりも「信頼性」は大切です。
「外資系・乗合代理店などよりも国内生保が好き・信頼できる方」にはオススメです。
第一生命は、国内生保の特徴を色濃く残した保険会社です。地域や会社毎に担当者(保険外交員)を置いており、いつも身近な存在であるような営業活動をしているのが特徴的です。
職場では、ランチタイム・終業後などにエレベーターホールや受付などに毎日顔を出してくれていたりしますので、相談する機会も多くなるでしょう。長い方だと1つの会社を数十年担当することもあります。
「生保以外の独自サービス等も重視したい方」にはオススメです。
第一生命では、生命保険自体とは関係ありませんが付随サービスが用意されています。
契約者向けサービス
・健康応援アプリ「健康第一」:健康診断結果から現在の健康状態と将来のリスクをその場で分析/健康診断結果をスマホで読み取るだけの簡単操作/健康課題に対するアドバイス/具体的な目標数値を提示/生活習慣から将来のリスクを分析/ディズニーデザインの歩数計/サラリーマン川柳/一定の歩数達成でコンビニクーポン抽選に参加可能
・メディカルサポートサービス:健康・医療・育児・介護の「知りたい」「聞きたい」「相談したい」を24時間365日サポート
・おめでとう!プレゼント:結婚、マタニティ、出産、入園、小学校入学など契約者の子ども・孫のライフイベント時にお役立ちグッズのプレゼント

第一生命を検討する際の留意点
その他、私が個人的に気になった契約締結前に留意しておいたほうがよい点もあります。ここでは、1点だけ挙げておきます。
一部商品は代理店販売
定期付終身保険 など
一部商品は代理店販売
保険商品の一部は他社商品で、第一生命は代理店として取り扱っているものがあります。「損保ジャパン」と「アフラック」の商品です。
実際に、私は第一生命の保険外交員経由でアフラックに加入しましたが、代理店販売のためかアフラックに関するフォローアップは殆どありませんでした。私自身がその頃しっかりと契約管理をしていなかった問題なのですが、あの契約が今どうなっているのか(恐らく失効している)未だにハッキリとしていません。
これは、代理店販売のみの話ではありませんが、特に代理店経由の保険加入は放ったらかしにされてしまう場合もありますので、注意が必要です。
※生命保険契約は「保険会社」と「契約者」の間の契約です。募集人は契約締結の「代理」または「媒介」をするだけです。
定期付終身保険
第一生命で加入を検討すると、多くの場合で保険外交員から薦められるのが以前から日本の生保業界で主流だったパッケージ商品である定期付終身保険です。第一生命の定期付終身保険は「ジャスト」という商品名で販売されています。
定期付終身保険とは、主契約に終身死亡保険(終身医療保険の場合もあり)、特約に定期死亡保険・定期医療保険などが予め組み合わさった商品のことです。最近では、特約に就業不能保険・介護保険などが入っていることも多いです。
この、「定期付終身保険」は私が人生で初めて加入した保険なのですが、個人的な感想を言わせてもらうと一般人にはメチャクチャ分かりにくい保険だと言うことです。「なぜ分かりづらいのか?」その理由をまとめてみました。
「定期付終身保険」は、1つの契約内に「主契約」と「複数の特約(多いと5個以上)」が内在しており、そもそもの契約内容が複雑です。その上に、多くの場合「保険期間」「払込期間」が主契約と特約で違ったり、特約間でも違いがあるなど、契約内容が理解しづらくなっています。
そして、「定期付終身保険」の特約は10年など短い期間の定期保険になっていることもあり、更新を繰り返すたびに更新時の年齢で保険料を再計算し直すので、放っておくと「保険料がどんどん高くなって行く」のも複雑な要因の一つです。
また、この「定期保険」の更新時期というのを「保険を見直す・見直しできる時期」と勘違いしやすいのも盲点です。更新時期とはあくまで「保険期間を更新する」という意味であり、保険の見直し自体はいつでもできるのですが更新時期=見直せる時期と誤解されやすいです。
こういった内容をきちんと理解した上で加入している方は問題ありませんが、「加入目的」と「保険の内容」がマッチしていないことも多いため注意しましょう。
その他、一般的に生命保険(医療保険も)を選ぶときに損しない為の記事をアップしましたので参考にしてみてください。ぜひ、保険選びに必要な知識を身に着けてください。
①②は生命保険の基礎~応用、③は生命保険に関連する知識で社会保険等を取り上げています。
生命保険の知識~基礎編~
生命保険の知識~応用編~
生命保険に関連する知識~社会保険等~
第一生命の特徴
第一生命の特徴を3つに絞ってご紹介します。
1.時代の変化に合わせたニーズへの対応
2.保険外交員(営業)は殆どが女性
3.豊富な商品ラインナップ
1.時代の変化に合わせたニーズへの対応
第一生命の基本理念は「お客さま第一主義」ですが、顧客のニーズは時代とともに変化していきます。そのニーズに対応したサービス展開を試みているのが特徴と言えるでしょう。
現在の主力商品である「ジャスト」は、契約時に健康診断書などを提出すると保険料が割引になる制度を生命保険業界で初めて(第一生命調べ)導入した保険です。この『健診割』が、現在健康な人だけではなく、健康増進に取り組む人を幅広く応援していく取り組みになっています。日本の健康寿命問題にも果敢に挑戦する姿勢を打ち出しています。
また、公式サイトではネット生保のような「ニーズにマッチした保険商品を案内してくれる」サービスなどもあり、国内生保の中では異彩を放った展開をしているのが目立ちます。
2.保険外交員(営業)は殆どが女性
第一生命の保険外交員(営業)は、公式サイトの情報で約4万5千人がいるそうですが、その殆どは女性の保険外交員になります。生命保険契約はセンシティブ情報(健康状態など)を担当する保険外交員に伝えなければなりませんが、そのような場合に女性特有の疾患などはどうしても異性には伝えづらい場合もあります。
伝統的に、国内生保の保険外交員は「女性の職場」であることが多く、「男性の営業マンだと圧迫感があって苦手」「女性の方がお金のことや将来のことを相談しやすい」という方には第一生命は向いているかもしれませんね。
3.豊富な商品ラインナップ
第一生命には豊富な商品ラインナップが用意されています。カテゴリーも多く生命保険以外に「損害保険」「がん保険」「投資信託」「金融機関販売商品」「個人型確定拠出年金」「団体信用生命保険」「財形保険」「生命保険信託」があります。
これだけの商品が揃っているのはさすが国内生保大手という感じでしょうか。更に、近年では生命保険金の使い途にまで故人の想いを託せる「生命保険信託」への注目度は高まりつつありますが、信託の取り扱いがある保険会社はそれほど多くありません。
また、今の時代では当然になりつつありますが、「ペットの保険」もちゃんとあります。かゆいところに手が届くサービスが揃っている感じがしますね。
https://www.dai-ichi-life.co.jp/examine/lineup/index.html

第一生命と比較するならどこ?
国内大手生保の第一生命と比較するのであれば、同じ国内大手生保が候補に上がってくると思います。
ですが、国内大手生保の場合はかなり特殊な提案を受けることが多いと思いますので、国内大手生保同士を比較するよりも、ライフプランニングから提案してくれる保険会社で対比的に話を聞いてみることをオススメします。
第一生命以外の国内大手生保は
明治安田生命
日本生命
住友生命(順不同)
ライフプランニングから保険提案してくれる会社は
ソニー生命
ひまわり生命
東京海上日動あんしん生命
プルデンシャル生命
ジブラルタ生命
アクサ生命
メットライフ生命(順不同) など
いかがだったでしょうか?他の生命保険会社についても今後短いスパンで解説予定なので楽しみにしててくださいね♪
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