千と千尋の神隠し 舞台化 映画原作に残された謎 「本当は怖い」千と千尋の神隠し 

スタジオジブリ作品の中でも歴代興行収入トップの作品といえば2001年7月公開の映画『千と千尋の神隠し』ですが、2022年2月に舞台化されることが決定しました!この記事では、「映画原作に残された謎」について纏めます。

実は、『千と千尋の神隠し』は作品内で語られていない不気味な謎がいくつもあり、「本当は怖い作品なのでは…」というファンも少なくありません。『千と千尋の神隠し』に秘められた謎について迫っていきましょう!

目次

映画『千と千尋の神隠し』について

映画『千と千尋の神隠し』は、2020年に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』に抜かれるまでの約19年間の間、歴代邦画興行収入ランキングで圧倒的1位でした。

※※※リンクは全てオフィシャルサイトへ飛べます※※※

タイトル:『千と千尋の神隠し』

制作会社:スタジオジブリ

監督/脚本/原作:宮崎駿

制作:鈴木敏夫

音楽:久石譲

主題歌:木村弓『いつも何度でも』

出演:柊瑠美(役・荻野千尋)、入野自由(役・ハク)

興行収入:316.8億円(日本歴代2位)、観客動員数約2400万人

本当は怖い「神隠し」という「死」にまつわる言葉

タイトル『千と千尋の神隠し』にある「神隠し」という言葉、皆さんも聞いたことくらいはありますよね。「神隠し」という言葉は普段あまり使われないものですが、本当は恐ろしい意味があります。

かみ‐かくし【神隠し】 の解説《「かみがくし」とも》

1 子供・娘などが、突然行方不明になること。山の神や天狗 (てんぐ) などの仕業と信じられていた。「神隠しにあう」
2 服喪中、神棚を白紙で隠すこと。

類語:失踪(しっそう)、失跡(しっせき)、蒸発(じょうはつ)

(出典:goo辞書「神隠し」)

子供・娘などが突然行方不明になる?

「神隠し」の1つ目の意味は、行方不明になるというものです。

行方不明って何だか恐ろしい響きですよね。しかも、子供が対象というところが特徴的。古来から日本では「山の神様」「天狗」などの仕業で「子どもが行方不明になる」ことがあると信じられていたということです。

警察庁の資料によると、平成30年のデータで「9歳以下の子ども」は「年間1216名」が行方不明になっています。(引用:警察庁オフィシャルサイトMicrosoft PowerPoint – 02【横置き資料】統計図表 (npa.go.jp)世界では何と年間800万人の子供が行方不明だとか、、、。

まだ小さい子供の行方不明というのは事件が関わっていることも多く、稀に発見に至るケースもありますが、結局見つからないままということも多いです。

日本で未解決の子供失踪事件

「未解決の子供失踪事件【4選】神隠しは本当にあった!?」
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※※※ノンフィクションの失踪事件です。閲覧注意でお願いします。※※※

こちらは、大人気YoutuberのNaokiman Showさんが取り上げている神隠し事件の動画です。同じく、ノンフィクションの失踪事件について語っているので、閲覧注意でお願いします。

神様を死の穢れから遠ざける儀式

「神隠し」のもう一つの意味は、神道の儀式に関係するものです。

同居の親族が亡くなると、その死の穢れから神様を遠ざける必要があるため、家にある神棚を白い紙で隠す、という儀式を行います。別名、「神棚封じ」というものです。

神棚封じの意味とは?

古来から日本では、平常とは異なるものとして死を忌み嫌い「穢れ(けがれ)」として避けてきました。穢れとは、不浄な状態・異常な状態、を指し示し日本文化では良い意味として使われる言葉ではありません。そのような「穢れ」を神様に近づけておくと神様自体が穢れてしまうため、普段は開かれた神棚の扉を閉じ白い紙で封じる、これが「神隠し」「神棚封じ」の目的となります。

「神隠し」という言葉は「死」と密接な関連がある言葉なんですね。そして、宮崎駿監督はじめスタジオジブリの製作者陣がこのことを知らないはずはありません。わざわざタイトルに「神隠し」という言葉を用いていることは注目すべきポイントでしょう!

※※※以下ネタバレも含みます※※※

物語は、主人公の千尋が引っ越しをするところから始まります。お父さん・お母さん・千尋の3人は車で引越し先に向かいますが途中で道を間違え、山道で道に迷ってしまった3人。赤いトンネルを潜った先には奇妙な景色が広がっていました。

誰もいない不思議な町並みを探索していると、千尋は何とも不安な気持ちに襲われます。お父さんとお母さんは食欲に導かれるまま、町の食堂で暴飲暴食に走ってしまいます。すると…。

『千と千尋の神隠し』の不気味な謎

「神隠し」に合うということは、一般的には、「行方不明」と「死」を連想させる何とも不気味な話なわけです。このタイトルのせいもあって、『千と千尋の神隠し』には都市伝説的な謎が多くあると言われております。

ここでは、3つほど作中の謎について紹介していきます。
なお、「問題のシーン」と「それに対する感想」については、個人的な考えが大きく影響しています。あくまで、1つの見方として参考にしてもらえればと思います。

謎1 生と死の境界線「朽ちた巨木」と「倒れかかった鳥居」

問題のシーン

お父さんの車で新居へ向かう途中、道に迷った千尋たちは舗装されていない道路の方へと進んでいってしまいます。そこには、昔は御神木として祀られていたであろう「大きな杉の木」と「立て掛けられた鳥居」があります。一瞬、お父さんの車はその木のところで止まりますが…。

「朽ちた巨木」は、幹が折れて、朽ち果てている

すぐ近くにあるニュータウンの開発に伴ってか、大きな杉の木は幹がボッキリと途中から折れて無くなっています。かろうじて、葉っぱは残っているものの、すっかり忘れ去られた御神木は、昔の面影無く朽ち果てるのを待つばかりなのか…。

御神木は、古神道における神籬(ひもろぎ)としての木や森をさし、神体のこと。また、依り代・神域・結界の意味も同時に内包する木々。神籬というのは、神事で神霊を招き降ろすために、清浄な場所に榊などの常緑樹を立て、周りを囲って神座としたもの。

つまり、「神様そのもの」がボッキリと折れてしまっている。何やら不吉な暗示なのか…?

「立て掛けられた鳥居」は、元の場所から退かされ、捨てられている

木で出来た古い鳥居が、おそらく元々あったであろう道路から退かされて、折れた御神木に立て掛けられている。舗装されていない道路は、お社へと続く参道だったのか。その捨てられた鳥居の脇にはもっと恐ろしいものがあった…。

鳥居は、神社などにあり、「神様の住む神域」と「人間が住む俗界」を分け隔てる結界であり、神域への入口を示すもの。世界の境界線が鳥居になっていたはずだが、それは取り払われてしまった。

とすれば、千尋たちが進む先は「侵された神域」なのかもしれません。すでにそこは「神様が死んでしまった」魑魅魍魎が跋扈する世界?もしかすると、その境界線は「死」と「生」の境界になってしまったのか…?

謎2 捨てられた「神の住まい」である石の祠

問題のシーン

朽ちた巨木を車の中から3人が見つめるシーン。巨木の脇には、打ち捨てられた石の祠(ほこら)がたくさんあります。かつてはお供物が供えられていたのか、祠の中にはお皿のようなものが写っています。

捨てられた「石祠」が表す意味とは?

捨てられた石祠(せきし)は1つや2つではありません。おそらく何十~何百もの石祠が無残な姿に変わっています。もし、知らない人がやったことだとしても、こんな罰当たりなやり方はないでしょう。神様のお住まいは完全に無くなっていました。

石祠とは、石でできた神を祀る小規模な殿舎(=祠)のことで、神様がいるとされているもの。大きさに関係なく、殿舎の役割をしている。元々、神を祀るのは、その地の災害や苦難を治めるための役割もあるとされている。

その石祠が捨てられているということは、「神の死」を暗示しているのだろうか…?

謎3 「名を奪う」意味

問題のシーン

妖怪たちが住む街の湯殿で、千尋は名前を奪われて「千尋」から「千」となってしまいます。名前を奪われた千尋は、逃れることができなくなってしまい「支配」されてしまいます。その支配から逃れるために名前を取り戻そうとしますが…。

「名を奪う」意味とは何なのか?

少し話は変わりますが、本名(真名・真の名)を伏せるという習慣は日本だけではなく世界各地で見られる風習です。例えば、清少納言という超有名な平安時代の歌人がいますが、「清少納言」は名前ではなく、「清原さんの家の娘さんで少納言の子」というような呼び名です。

また、オカルト的な話になりますが、西洋では悪魔を召喚する際に「悪魔の真名を呼ぶこと」が召喚する要件とされていたりします。つまり、相手の「真名」を知ること(=奪うこと)は相手を支配する力であり、真名はそれ故に「隠さなければならないもの」とされています。そこで、仮名・通名・偽名などを使うことが世界中で散見されるわけです。

相手の名を知り・奪うこと、これはまさに千尋がされたことと一致します。直接的に命を取られたわけではありませんが、「名を奪われる」ということは「相手の支配を受ける」つまりいつ殺されてもおかしくない状態を意味します。

また、本名には魂(たましい)が宿るとされており、「真名」を知ることで相手に呪術をかける(呪う)ことも可能と考えられていました。「真名」を奪われる(知られる)ということは魂が奪われることと同義なのでしょうか…?

謎の答え、物語の結末はぜひ自分の目で!

3つほど『千と千尋の神隠し』の謎を見てきましたが、いかがだったでしょうか?この作品は、ファンタジックな作品として楽しむ人もいれば、「ホラー作品」として見る方もいるようです。見る人の視点で色々な楽しみ方が出来る作品7日もしれませんね!

今年は映画公開からちょうど20年です。来年の舞台化に備えて、もう一度見直してみると、以前見たときと違った発見があるかもしれません。

『千と千尋の神隠し』舞台化の情報

来年の舞台の情報です。公式サイトはこちらから!

<スケジュール>
2022年2月~ 東京・帝国劇場にて開演予定!
2月・3月:帝国劇場
4月:大阪
5月:福岡
6月:札幌
6月・7月:名古屋

<原作>
宮崎駿

<翻訳・演出>
ジョン・ケアード

<出演>
千尋(Wキャスト):橋本環奈上白石萌音

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この記事を書いた人

こんにちは!
可愛い姉妹の子育て奮闘中のkanaです。
ネガティブな自分を払拭したい!
家族に元気を与える太陽のような存在でありたい!
そして夢を叶えたい!
欲張り主婦のブログです。

私自身、幼少期よりピアノ漬けの毎日でした。
独身時代は音楽教室にて講師として働き、ピアノ、エレクトーン、作曲、アンサンブルと多岐にわたり音楽が楽しいことを子供たちに伝えてきました。とても充実した日々を送ってきましたが、どうしても自分で子育てがしたいと退職を選び、今に至ります。
このブログでは音楽教育、子育てに纏わるブログを発信していきたいと思います。
一緒に夢を叶えたい!
HAPPYな毎日を共有したい!
このブログをきっかけに新しい自分に出会えることができたら嬉しいなと思います!

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